元HKT48・IZ*ONEの宮脇咲良が韓国の芸能事務所に移籍でガールズグループ結成へ

元HKT48の宮脇咲良が今月14日、自身のインスタグラムを更新し、韓国の芸能事務所であり人気グループ「BTS(防弾少年団)」らも所属するHYBE(ハイブ)傘下のレーベル・SOURCE MUSICへ移籍することを発表した。

宮脇は日韓合同の12人組ガールズグループ「IZ*ONE」(アイズワン)でも活動した経歴をもつ。また、「IZ*ONE」時代に活動を共にしたキム・チェウォンも同レーベルに移籍することが発表され、今後は宮脇とともにガールズグループを組むものと思われている。

宮脇咲良の経歴!HKT48でデビューから韓国進出まで

宮脇咲良(みやわき さくら)は、1998年生まれで鹿児島県出身。今月24才の誕生日を迎える。過去に子役として活躍した経歴ももつ彼女は、2011年にHKT48の1期生オーディションに合格し、アイドルとしてのキャリアをスタートさせた。

年少メンバーながらに人気を確立させ、2014年にはAKB48との兼任が開始。同年にはAKBグループの選抜総選挙で11位にランクインしている。同年11月26日発売のAKB48の38枚目のシングルでは、渡辺麻友とダブルセンターを務めるという重要な役目も果たした。

その後も人気は留まるところを知らず、2015年のAKB48の41枚目シングルの選抜総選挙では7位、翌年には6位にランクインする、AKB48名義でのCDのシングルで単独センターを務めるなど、HKT48所属でありながら、AKB48でも大いに活躍をした。

そんな宮脇の転機となったのが、韓国での活動開始だろう。2018年にはAKB48との兼任が終わり、今後はHKT48専任になるものと思われていたのだが、そんななかで韓国のオーディション番組『PRODUCE 48』への出演が決まった。

番組オリジナル曲「NEKKOYA (PICK ME)」ではセンターを務めるという重要なポジション。番組冒頭のランキングでは、日韓通じて1位を獲得した。

同年夏には『PRODUCE 48』のファイナリスト20名に残り、最終結果で2位にランクイン。同番組から誕生する、期間限定の日韓合同ガールズアイドルグループ「IZ*ONE」のメンバーに選ばれたのだ。そして、AKB48グループでの活動を2年半にわたり休業し、IZ*ONEの活動に専念することが発表された。

韓国で再始動と噂も決定打はなく

昨年4月には、期間限定グループだったIZ*ONEでの活動が終了し、日本に帰国。これからHKT48の活動を本格化させるかと思われていたが、なんと同年5月には、グループからの卒業を発表。卒業ソング「思い出にするにはまだ早すぎる」では、センターポジションを務めた。

グループ卒業後はというと、コスメ関係の仕事をしたり、美容・ファッションを主な内容としたYouTubeチャンネルを開設するなどの活動をしていた。そんな中で、昨年夏の時点で韓国の事務所・HYBE系列のレーベルとの契約を開始させたと報じられたのだが、この時点では本人からはコメントはなかった。

同じ頃に、韓国での活動を再始動させるために渡韓したとも報じられていたのだが、今後の活動を明確化させるような報道はないままだった。そして今回、韓国のレーベルに所属することが正式に発表されたという流れだ。

インスタグラムで移籍を報告 韓国での再始動へ

今月14日、宮脇は自身のインスタグラムを更新。真っ白な画像とともに、韓国語と日本語で報告した。

「この度、私宮脇咲良はHYBE傘下のSOURCE MUSICへ移籍することになりました」と伝え、「昨年の夏頃から、SNS含め、皆さんの目に見える活動をしていなかったので、ファンの皆さんも不安だったかと思います。今まで待たせてしまって申し訳なく、そして、待っていてくださって本当にありがとうございます」とつづった。

「春、満開に咲き誇る桜になる為、この冬、私は沢山の事を得ることができました。そして、側で支えてくださる沢山の心温かいスタッフの皆さんにめぐり逢い、とても素敵な環境で日々頑張ることが出来ています」と近況を明かした。「皆さんに、新しい姿でお会いできることを楽しみにしています。これからの活動も、ぜひ応援して頂けたらと思います」と呼びかけた。

IZ*ONE時代に活動を共にしたキム・チェウォンについても、宮脇とともに同レーベルへの移籍が発表されたという。2人の移籍先であるSOURCE MUSICは、宮脇がインスタグラムで移籍を報告した同日に、「両アーティストは相互の信頼に基づき当社と専属契約を結んだ」とし、「HYBEとソースミュージックが協力して送り出す初のガールズグループとしてデビューする予定だ」と明らかにした。

2人はIZ*ONEの解散後、ソースミュージックとの契約がうわさされていたが、HYBE・ソースミュージックはいずれも、これまで否定も肯定もしていなかった。それが、この度はじめて正式な声明が出された。ソースミュージックは、「よい音楽とコンテンツの価値を重要視するソースミュージックで新たな姿を見せる両アーティストに、たくさんの期待と応援を願う」と伝えた。