Googleトップページのロゴが食品サンプルに!岩崎瀧三とは?

本日9月12日は食品サンプル生みの親である岩崎瀧三の誕生日だ。これを記念して、Googleトップページのロゴが食品サンプルを模したイラストに変更されている。

このロゴ変更は日本の他にも韓国やオーストラリア、インドネシアなどで行われているようだ。

食品サンプルは、レストランでおなじみのプラスチック製(発明当初は蝋製)のレプリカは日本のみならず、世界中で見ることができる。

そんな食品サンプル生みの親である岩崎瀧三とは、一体どのような人物だったのだろうか。Googleトレンドでも話題となっている。

食品サンプル生みの親である岩崎瀧三

49933241出典:Googleトップページ

岩崎瀧三は1895年(明治28年9月12日)、 岐阜県で産声を上げた。岩崎瀧三は少年時代に、ロウソクの蝋が水に落ちて花のびらように固まるのを見て遊んでいた。

このことが後に食品サンプルを蝋で製作するアイデアにつながり食品サンプル生みの親となった岩崎瀧三。

実は、食品サンプルの発明したのは岩崎瀧三ではない。大正末期から昭和初期に百貨店(デパート)が営業を開始し、レストランに展示する食品レプリカが開発されていた。

岩崎瀧三はそうした食品サンプルに目をつけ、精巧なオムレツのレプリカを製作。1932年(昭和7年)に岩崎製作所を創設し、食品サンプルの事業化に日本で初めて成功した。

食品サンプルの事業化に成功した岩崎瀧三

岩崎瀧三が成功した岩崎製作所の食品サンプルは大阪を拠点に営業を行い、そごう百貨店での採用を皮切りに、全国のデパートに製品を納入。

戦時中は材料不足のため一時営業を停止した岩崎製作所。しかし、戦後1950年に事業を再開する。

創業者の岩崎瀧三は1961年に会長に就任、岩崎製作所は現在「株式会社いわさき」として、食品サンプル事業の全国シェア最大手として活動。

なお、岩崎瀧三の故郷である岐阜県郡上市八幡町では現在、食品サンプル作りが体験できる「サンプルビレッジ・いわさき」が営業している。

「サンプルビレッジ・いわさき」サイト

子供も楽しめる施設なので、家族そろって体験しに行ってみてはいかがだろうか。