ジャニーズの期待の新星「SixTONES」(ストーンズ)の田中樹(じゅり)の実の兄が、「KAT-TUN」の元メンバーである田中聖(こうき)だということをご存じだろうか?
この事実、ジャニーズファンの間では常識かもしれないが、「KAT-TUN」と「SixTONES」の両方とも知っているが2人の関係性は知らなかった、という人も多いのでは。
現在、弟である田中樹(じゅり)へのネット中傷に対して、兄・田中聖(こうき)が激怒した件が話題になっている。ファンから諫められるようなシーンもあったようだが、田中聖には自身の言い分があるようだ。
SixTONESとは?Snow Manのライバル
SixTONES(ストーンズ)は、6人組のグループ。結成は2015年で、2020年にCDデビューを果たした。同時デビューを果たしたSnow Manではグループ内に10歳以上の年齢差があるのと対照的に、1994年生まれ~1997年生まれの同年代の6人によるグループとなっている。
ジャニーズ初となる2組同時デビュー、また合同シングルという異例中の異例だ。デビューシングルでミリオンヒットを達成するなど、話題をかっさらったSixTONESとSnow Manの2組は、「初日売り上げ歴代1位」「発売から3日でミリオン」など華々しいデビューを飾った。
デビュー時にも「ライバルがいるって最高だ」というキャッチコピーを全面に押しだし、公式的にライバル関係ということで「スノスト対決」などとも呼ばれ、互いに切磋琢磨しあう関係のようだ。
そんなSixTONESのメンバーの1人である田中樹(じゅり)は、元KAT-TUN田中聖(こうき)の実の弟。デビュー以降は着実にファン層を広げているSixTONESを実質的なリーダーのような役割で回す、ラップ担当だ。
デビュー後にテレビに出演する機会などは多数ある田中樹だが、自分から積極的に兄について話すようなシーンはあまり多くはないようだ。
「兄の名前を使って活躍するのは違う」という意味合いでか、あるいは兄が過去に不祥事を起こしてジャニーズを辞めているという経歴があることに気を遣ってか、理由は定かではないが。
田中聖のKAT-TUN脱退の理由は?
田中聖(こうき)がKAT-TUNを脱退したのは、2013年9月のこと。グループの中でも一番人気だったといっても過言ではないエースの赤西仁が2010年に脱退した3年後の出来事で、グループ2人目となる脱退だった。
ジャニーズ事務所は「度重なるルール違反」を理由に、田中の契約を解除したことを発表。同時に、田中のグループ脱退も発表された。田中に関してはグループ在籍時代に素行が問題視されていたことは事実で、女性とのスキャンダルが多かったことや、体にタトゥーを入れたことが明るみに出たり、自身の局部の写真が出回ったりと、度重なる注意を受けても従わず、事務所も手をつけられなかったようだ。
契約解除の決め手となったのは、ジャニーズの「副業禁止」というルールを破り、六本木で兄弟とともにバーを営んでいたこと。5人兄弟の次男である田中は、長男とともにこのバーを経営していたという。
このバーには田中本人も頻繁に顔を出しており、芸能人御用達だったということで、事務所にバレるのも時間の問題だったというか、本人もバレてもいいと思って経営していたのではないだろうか。
ジャニーズ退所後は、2014年に5人組バンド「INKT」(インク)を結成して、ボーカルとして活躍するようになったが、2017年に東京都内で大麻を所持していたとして、大麻取締法違反容疑で現行犯逮捕された。以降INKT、個人活動共に休止。INKTは解散となった。
2017年には個人で歌手活動を再開させ、2019年には単独で初となる全国ツアーも開催。2020年にはYouTubeチャンネルを開設し、現在は歌手兼YouTuberとして活動しているようだ。
弟への誹謗中傷に激怒!発言が物議
YouTubeなどを見るからに兄弟愛が強いことが窺える田中家だが、このたび田中聖のSNSでの発言が話題となっている。ことの発端は、8月23日に投稿されたツイッター上のある一文だった。
《田中樹?めっちゃブサイク。。カスジュって呼ばれてるらしい。しかも、あの素行が悪い田中聖?の弟らしい。こんなやつがテレビ出てていいんか?#脱出島》
この日は樹がバラエティー番組『アイ・アム・冒険少年』(TBS系)の恒例企画「脱出島」に出演。どうやら一部のアンチが、樹の登場に難癖をつけたようだ。このツイートに即座に反応したのが兄の聖だった。
聖は「お前の方がカスだしブスだろうけど鏡ある?」とツイート。フォロワーがこの発言を諫めようとしたところ「事実と違うんだから広がるもクソもない」と、怒りが収まらない様子を見せた。
「俺のアカウントだから何を呟くのも俺の自由だから 誹謗中傷繰り返した人に損害賠償の請求が認められてる時代だから 有名人は黙ってろってサンドバッグ理論の時代は古いと思うよ」
とした。これに、「家族愛が強い」「はっきり言えてすごい」と賛同の声が集まる一方で、あまりにも短絡的な聖の行動に、「こういう行動が弟に迷惑をかけている」と自重を促す声も。
「この程度のことでいちいち腹を立てる人はSNSはやらない方がいいよ。芸能人はどんな人でもアンチが湧く」「あんまり暴言吐いてると弟に迷惑掛かるのわからないのかな。気持ちは分かるけど、少し黙ってろといいたい」「お前は問題児なんだから黙ってろよ。弟のイメージがドンドン悪くなるぞ」というのがこちらサイドの言い分のようだ。
実際に田中聖本人も、過去にYouTubeで、「俺が一番(樹に)迷惑かけてるから」と胸中を明かしたことがあった。
「YouTubeっていうコンテンツは過激なことをしてナンボみたいなところあるじゃん。だけど俺は絶対それはしたくなくて。それをしたときに一番四男に迷惑かかるなって」「粛々と、俺なりに自慢の兄貴でいれるように頑張るから、俺が見れなかった景色も見てほしいなって思うかな」
兄の聖が大麻所持で逮捕され、不安定になっていた時期にも、SixTONESのメンバーらや、故・ジャニー喜多川氏が樹を守ってくれたという。聖も、家族愛が強いのは良いことだが、「もう弟に迷惑をかけたくない」という思いがあるのであれば、SNS上であろうと毎回かみつくのは控えたほうがよさそうだ。