俳優・生田斗真さんが、5年ぶりに荻上直子監督の手がけるオリジナル脚本で新作『彼らが本気で編むときは、』(2017年2月25日公開)で、初のトランスジェンダーの女性役で主演することが発表された。
トランスジェンダーとは、一般に 生まれたときからもっているとされる、社会で認識されている性に収まらない傾向を含む、あらゆる個人および行動、グループに当てられる一般用語。性自認が身体的性別と対応しない状態のこと。
生田斗真が映画主演でトランスジェンダーの女性役
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生田斗真さんがトランスジェンダーの女性役を映画『彼らが本気で編むときは、』について
「撮影に入ってみて、難しい役だと改めて実感していますが、こうした役をいただくことはそうないことですし、全力で取り組んでいます」
と、トランスジェンダーの女性役が難しいとコメント。生田斗真さんの恋人役は桐谷健太さんが演じる。
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生田斗真主演映画『彼らが本気で編むときは、』
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生田斗真さんがトランスジェンダーの女性役を演じる事で話題の映画『彼らが本気で編むときは、』は、『かもめ食堂』(2006年)『めがね』(2007年)など、その世界観が多くの女性から支持される荻上直子監督の5年ぶりの新作。
2013年にアメリカから戻った際、「トランスジェンダーの子どもを持つ母親が子どものためにニセ乳を作る」という新聞記事から映画『彼らが本気で編むときは、』着想、オリジナル脚本の執筆に取りかかったそうだ。
映画『彼らが本気で編むときは、』の主人公は、トランスジェンダーのリンコ、育児放棄された子どものトモ、リンコの恋人でトモを温かく見守る叔父のマキオの3人。形に囚われない家族の間で繰り広げられるドラマが描かれる。
トランスジェンダーのリンコ役に生田斗真さん。このキャストについて「他は考えられない」という荻上直子監督たっての希望により生田斗真さんが起用。生田斗真さん自身も脚本に惚れ込み、難しい役どころに挑戦することに意欲を。
その恋人・マキオ役を桐谷健太さん。育児放棄されたトモ役は、数回に渡るオーディションから選ばれ、本作が映画本格デビューとなる柿原りんかさんが演じる。
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生田斗真さんが女性役という難役で桐谷健太さんとの共演に
「桐谷さんの存在がとても心強いです。僕のことをたくさん褒めてくれるし、大丈夫、大丈夫って背中をポンと押してくれるんです。もともとマキオさんのように器が大きい俳優さんだし、頼りたくなる存在です」
とコメント。一方、桐谷健太さんは
「斗真とも『この映画は俺らのターニングポイントになりそうやね』と話しています。自分にとって何かがすごく変わりそうな作品だと感じていますし、今までやったことのない人物像なので、自分自身もすごく楽しみ。肩の力を抜いてマキオとして監督の世界にちゃんと漂えるようにしたいです!」
と、映画『彼らが本気で編むときは、』に意気込んでいる。
現在、映画『彼らが本気で編むときは、』の撮影は始まったばかり。5年ぶりにオリジナル脚本で挑む映画『彼らが本気で編むときは、』について荻上直子監督
「私にとっても、生田さんや桐谷さんにとっても、転機となる作品だと思っていますし、そうなるように努力しているところです。癒し系、スローライフなどが私の過去の映画のイメージでした。ならば言いたい。本作では、癒やしてなるものか! もはや、生ぬるいものを作る気など一切ありません。この映画は、私の人生においても、映画監督としても、荻上直子、第二部の始まりなのです」
と並々ならぬ決意を。2017年2月25日公開映画『彼らが本気で編むときは、』でトランスジェンダーの女性を演じる生田斗真さん、トランスジェンダーの恋人役を演じる桐谷健太さん、そして映画デビューとなる柿原りんかさんに注目。