小栗旬が主演で実写映画化『銀魂』
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累計販売部数5000万部を超し「SF人情なんちゃって時代劇コメディ」と呼ばれ、大人気漫画「銀魂」が18年に実写映画化されることが発表され話題となっている。主役の“坂田銀時”は小栗旬が演じる。
この『銀魂』、作者の漫画家・空知英秋は今作を「SF人情なんちゃって時代劇コメディ」と呼んでいるが、ファンの間では小栗旬が主演で実写化される事に対し
「漫画でしか表現できない世界観」
として、ネットなどで早くも大ブーイングが起きている。『銀魂』ファンにとっては実写化して世界観を壊されたくないようだ。
実写映画化さる『銀魂』主演が小栗旬になった理由
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小栗旬は14年に長年安定した人気を誇る『ルパン三世』の実写映画化でも主役のルパンを熱演し話題となった。今回の『銀魂』を映画実写化するにあたり、映画関係者の間では妥当なキャスティングと言われている。
しかし、ファンからの大ブーイングの声からもわかるように、実写映画化できる漫画とできない漫画があることを映画関係者にはまず訴えたい。
SF時代劇である「SF人情なんちゃって時代劇コメディ」『銀魂』、この原作には異星人やアンドロイド、宇宙船もたくさん出てくるのと同時に、新宿の歌舞伎町のような架空の町が舞台。
ファンにとって漫画での設定を1つでも無視するとまったく深みのないストーリーに。さらに原作漫画家・空知英秋は
「実写化するなら主役の“坂田銀時”は渡部篤郎で」
とコメントしていたようだ。原作の『銀魂』では、実在の小栗旬をパロディ化した『小栗旬之助』という登場人物も。『銀魂』ファンにとってはこの役を小栗旬に演じてほしかったというのが本音。
漫画やアニメの実写映画化が最近では目立つ。人気漫画・アニメのドラマ・映画実写化の流れに『ルパン』、そして今回の『銀魂』で主演となった小栗旬は他人のふんどしで相撲を取ろうとする映画業界の犠牲者と話題になっている。
原作の銀魂あらすじ
江戸時代末期に「天人（あまんと）」と呼ばれる異星人達が地球に襲来した。地球人と天人との間に十数年にも及ぶ攘夷戦争が勃発し、数多くの侍・攘夷志士が天人との戦争に参加。天人の絶大な力を見て弱腰になっていた幕府は、天人の侵略を簡単に受け入れ開国した。
幕府は天人による傀儡政権となり、天人達が我が物顔で江戸の街を闊歩する様に。一方国・主君のために天人と戦った攘夷志士達は弾圧の対象となり、他の侍達もその多くが廃刀令によって刀を失い、戦う気力を失っていた。
天人の襲来から20年後、剣術道場の跡取りの志村新八は剣術を生かす道も無く、アルバイトで姉である志村妙と生計を立てていた。そんな新八の前に風変わりな一人の侍が。未だに変わらない侍魂を持った青年、その名も坂田銀時。
銀時の男気に惹かれた新八。侍の魂を学ぶために彼の営業する万事屋で働き出す。やがて万事屋には、戦闘種族である夜兎族の神楽・巨大犬の定春などが転がり込んでくる。
そして万事屋ゆえに江戸のあらゆる依頼事に首を突っ込む様になった銀時達は、江戸の治安を預かる真選組・かつて銀時の盟友であった侍達等、様々な人間・天人達と関わり合っていく・・・・