アカペラグループ「RAG FAIR」の元メンバーで、「おっくん」として知られる奥村政佳氏（46）が5月13日、比例名簿にもとづく繰り上げ当選で、立憲民主党の参院議員として参議院に初登院しました。
ネプチューンがMCを務めていた「力の限りゴーゴゴー！！」内の企画「ハモネプ」で日本中を熱気の渦に巻き込み、ボイスパーカッション（ボイパ）大ブームの仕掛け人となったおっくん。そんなおっくんのこれまでについて調べてみました。
RAG FAIRおっくんが参院議員に
元RAGFAIRのボイスパーカッショニスト、「おっくん」こと奥村政佳氏の現在に注目が集まっています。2019年に政治の道を目指すためにRAG FAIRを脱退したおっくんですが、このたび参院議員となったことをSNSで報告しました。
衆参比例代表の選挙会は今月10日、衆参2議員の辞職に伴う欠員補充のため、自民党と旧立憲民主党の比例名簿に基づき、立憲民主党の奥村氏と自民の森由起子氏の繰り上げ当選を決めました。おっくんこと奥村政佳氏は、2019年の参院選に立憲民主党から比例区で出馬し、次々点で落選していました。
そもそも、元ダンスパフォーマー・格闘家としても知られる、当時現職参院議員の須藤元気氏が、4月の衆議院東京15区補欠選挙立候補を表明し、公職選挙法にのっとり、参議院議員を自動失職退職したことに端を発します。
それに伴い、アイドルグループ「モーニング娘。」の元メンバーである市井紗耶香氏が繰り上げ当選することに。須藤元気氏と市井紗耶香氏はともに、2019年の立憲民主党の公認で比例代表として立候補。結果、須藤氏は8位とギリギリで当選するも、9位の市井氏は落選していました。
しかし、市井氏は現在政治からは距離を置いている状態。5年越しに当選と言われても…と言ったところでしょうか。自身が繰り上げ当選の対象と判明した4月3日時点で、SNS上で「ふさわしい方に託したい」と辞退を表明していました。
ですが、当時の立憲民主党は2020年に解散し、現在の立憲民主党とは別組織という扱い。すでに解散した党が作成した比例名簿は削除することできないため、本人の望む望まないに拘わらず、市井氏の当選が決定事項となりました。
これを受け、市井氏が即日辞職（4月26日）したことを受け、10位で落選していた「おっくん」こと奥村政佳氏が繰り上げ当選の対象となることに注目が集まっていましたが、この度正式なものとなり、参院議員となりました。
奥村氏は「このたび、5年越しの当選証書を頂くこととなりました、おくむら政佳です。2019年の選挙の際、保育士の待遇改善や地位向上を訴えて立候補しました。今もその問題意識は変わっていません」とあいさつしました。
参院選から5年が経過しているため、残り任期の約1年間のみとはなりますが、立憲民主党の議員として活動することになります。
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