ヒロシ入院の理由は?死んだ噂はデマで現在50歳!パニック障害で自殺未遂の過去も

お笑い芸人、ヒロシ(50)が、今月2日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」に出演。実は、昨年に2週間入院していたということを明かした。

金髪にスーツという出で立ちで、自虐キャラが特徴的なヒロシ。「エンタの神様」などで大ブレイクし、その容姿やイメージからもまだまだ若い印象の彼だが、なんと現在は50歳になっていた。

「エンタの神様」などで大ブレイクした後には、なんと死を考えていた時期もあったという。そんな過去から今ではすっかり立ち直り、キャンプ芸人としてのキャラを確立しているようでもある。

痔で入院!キャンプ芸人の代償

「ヒロシです」で始まる哀愁的なソロ芸で一世を風靡した、お笑い芸人の「ヒロシ」。「ヒロシです。俺の自転車のサドルがありません!」などといった、それまでにはなかった悲しい自虐系のネタに、お茶の間は夢中になったものだ。そんな彼が、トーク番組「徹子の部屋」に出演した際に、昨年入院していたということを明かし、周囲を驚かせる場面があった。

話の流れの中で、ヒロシは「健康診断行くのが苦手。去年入院して…」と驚きの告白。司会の黒柳徹子(88)が「あら、どうしたの」と返すと、「痔になっちゃって。キャンプの仕事していて、もう痛くて痛くて」と、思い出すように顔をしかめた。

「(キャンプの仕事では)寒い中で、ずっと下に座ったりしてるじゃないですか?それでロケ中に痛くて、ロケ終わって病院行ったら『入院です』って言われて。2週間、入院したんです。僕は痔の中でもひどい方だったから、『手術が必要です』って言われて」と経緯を説明した。

ヒロシは現在、「ヒロシのぼっちキャンプ」(TBS系)にレギュラー出演している。近年ではソロキャンプの様子を撮影したYouTube動画が話題となったほか、山の一角を購入したことを動画で報告するなど、「バイきんぐ」の西村よろしくキャンプ芸人として活躍を続けている。ホスト風芸人から、いまやキャンプ芸人へとシフトチェンジしていたのだ。今や、スーツ姿で「ヒロシです」と自虐ネタを飛ばすことはほぼなくなったようだ。

新しいキャラがついたのは良いことだが、しかしそれで体を壊してしまっては元も子もない。キャンプで冷たい地面に座らないというのはなかなか難しいが、今後も再発したり悪化したりすることがないか、注意してもらいたいものだ。

コロナ肺炎で亡くなった?同名YouTuberと混同

ヒロシの名前を検索エンジンで検索すると、必ず「死んだ」「肺炎」などのワードが出てくる。しかし、前の段落からもわかるように、ヒロシは現在も生きている。これは一体どういったことだろうか?

このわけは、昨年秋にYouTuberで時事ネタなどを取り扱っていた「ヒロシ」さんが肺炎で亡くなったことと混同している人がいるからのようだ。視聴率やPVを稼ぐために、あえてタイトルに「YouTuberの」と入れずに、あたかも芸人のヒロシが亡くなったかのようにミスリードを誘っているメディアなども見受けられる。

YouTuberのヒロシさんは、メインチャンネル『ヒロシの時事ニュースチャンネル』(登録者数:17.4万人)、サブチャンネル『ヒロシのプライベートチャンネル』(同13万人)を運営していたYouTuberで、2019年から活動をスタートさせ、毎日のように動画投稿を行っていた。

メインチャンネルは9月22日、サブチャンネルやツイッターは23日の投稿を最後に更新が停止しており、死亡に関するニュースは9月25日頃に報じられた。死因は肺炎で、新型コロナウイルスに感染していた疑いがあるとも報じられた。

このニュースをお笑い芸人のヒロシの訃報と勘違いした人が後を絶たなかったわけだが、実際に芸人のほうのヒロシもYouTuberとしても活動しているために、実際に亡くなったヒロシさんを表現する際に「YouTuberの」という肩書きつきで報じられたところで、ややこしさが完全に拭えるわけではない。人々が混乱したのも無理はないだろう。

現在50歳 パニック障害で自殺未遂の過去も

1972年1月生まれのヒロシは、今年で50歳になった。芸人、ホスト、また芸人…ということでキャリアの変遷をたどってきたヒロシだが、ブレイク後に「テレビに出ない」と宣言して仕事が激減した低迷期を経験し、現在ではソロキャンプを楽しむキャンプ芸人・YouTuberへと変貌を遂げた。

「徹子の部屋」の中で、現在50歳のヒロシは、故・丹波哲郎さんの語った「死後の世界」が原因で、年を取るのが怖くてたまらないと話す。それを受けて黒柳徹子が「年を取るのは怖くない」と返し、2人は漫才のようなトークを繰り広げる場面もあった。

テレビへの出演は減ったものの、YouTubeやローカル番組などで精力的に活動しているヒロシ。まだまだやりたいことがたくさんあるという意味でも、「年を取るのは怖い」という発言が出てくるのかもしれない。

ブレイク後には精神が不安定になり、飛び降り自殺をしかけたことがあるとも過去には語っていた。その当時には精神科を受診し、「パニック障害」と診断されたこともあったという。そこで医者の言うことには、「趣味を見つけなさい」とのことだったという。

だからというわけではないが、そこから時は流れ、ソロキャンプという趣味も見つけ、今では「年を取るのが怖い」というメンタリティへと変化している。本人にとっては、良い変化だったといって間違いないだろう。