かねてよりのダイエットで、合計45キロ減ということで話題の、お笑い芸人のゆりやんレトリィバァが、11月24日に自身のInstagramを更新。
ダイエットの成果が目に見えてわかる、シャープな顎ラインが美しいスタイリッシュなソロショットを投稿しており、ファンからは「美しい」「カッコいい」「素敵です!」とたくさんの反響が寄せられている。
ゆりやんがダイエットを始めたきっかけはなんだったのか、また実際のダイエット方法や成功の秘訣はなんだったのだろうか?
「美しい」「かっこいい」称賛多数
顎を上げ、首にかけてのすっきりとしたシャープなラインが麗しいソロショットを公開したゆりやんレトリィバァ。メンズファッション&ライフスタイルマガジン『GQ』が主催する「GQ MEN OF THE YEAR 2021」で「THE BEST COMEDIAN AWARD」を受賞したことを英語で報告しながら、感謝の気持ちを伝えた。
投稿を見たファンからは、「美しい」「カッコイイ」と称賛する声や、「(あごの)ラインがすてき!!!」とうっとりする声とともに、「おめでとうございます 生き様好きです」と受賞を祝福する声も多く届いた。
ゆりやんは、美尻トレーナーである岡部友さんの指導を仰ぎながら、もともと110キロあった体重を、合計45キロ減量することにまで成功している。
これまでにInstagramでは、岡部さんに指示されながらハードなトレーニングに励む動画や、ほぼジムと化している自宅の様子を投稿するなど、真剣にダイエットに取り組んでいる様子を公開しており反響を呼び続けている。
食事と運動の両方からアプローチ
体を絞って綺麗になったと話題のゆりやんだが、これまでにも何度もダイエットに挑戦し、そのたびにリバウンドをしてしまったという。過去を振り返ってこう語る。
「これまでの人生、ずっとダイエットしたいと思いながら生きてきて、偏った方法で極端に痩せてはリバウンドを繰り返してきました。痩せたいと思うきっかけはだいたいいつも恋。自分を良く見せたいとか、可愛いと思われたい、っていう思いが原動力になっていましたけど、今思うとそのきっかけ自体が間違っていたんですよね。実際、恋敗れるとまた食べることに走ってしまって(後略)」
小さいころから太っていたというゆりやんは、「痩せたい」「ダイエットしたい」という気持ちは常に持っていたものの、芸人になってからは「私はこれでいい」と開きなおっていた部分もあったという。しかし、そんな彼女に運命の出会いが訪れた。それが、先述した美尻トレーナー・岡部さんとの出会いだ。
出会いは2018年末のこと。テレビ番組の企画で、“美尻の魔術師”の異名を取る女性専用パーソナルトレーナー・岡部さん指導のもと、減量に挑戦することになったゆりやん。
過去にもテレビ番組のダイエット企画に参加していたゆりやんは、一時的には減ってもそのつどリバウンドしていたため、「かえって体に悪いからもう仕事でダイエットはしたくない」と思っていたという。
しかし、岡部さんの「正しい知識に基づいて、運動と食事の両面からやせる」という方針を聞き、「これを最後のダイエット企画にする」と心に決めたそうだ。
良質で新鮮な野菜やたんぱく質を多く含む肉や魚などを中心に、栄養バランスと分量を考えた食事内容を岡部さんが伝えると、ゆりやんは当初「絶対ムリ!」と思ったという。
大好きな炭水化物や糖質たっぷりのスイーツは当然控えることになる。毎日の食事報告が義務だったが、岡部さんに報告せず、こっそり食べたことも少なくなかったという。そのことを岡部さんに知られ、悲しまれたときは罪悪感を覚えたとものちに語っている。
番組企画でのダイエットは終わったものの、ゆりやんは岡部さんに「トレーニングを続けたい」と申し出たという。企画終了時には、ゆりやんはトレーニングを「楽しい」と思うようになっていたということだ。もともと、ゆりやんは運動が好きだったことも幸いした。
コロナが絶好の機会に 食事の我慢はダイエットの敵?
コロナ禍をうけて、自宅での生活を余儀なくされた昨年の4月頃。ゆりやんにとっては、それが好機となったようだ。つい食べ過ぎてしまう会食や付き合いなどから距離を置けたほか、家にトレーニング用品をそろえて“家ジム”を作り、オンラインでトレーニングを受けた。食事についても、時間はたくさんあったため、自炊にも挑戦し、栄養素を考えたバランスのよい食事を心がけることができたようだ。
このとき初めて、体に必要な栄養素や食事の量、毎食何を食べるべきかを真剣に考えるようになったという。岡部さんはゆりやんさんの変化をこう振り返る。
「彼女は『好きなものが一生食べられない恐怖があり、体重や食べ物のことばかり考えてしまう』と言っていましたが、それは無理に頑張りすぎているから。食事の知識を正しく学べば、我慢ではなく、体に悪いものをとりたくないという感覚になるはず。彼女はそれが自粛中にできるようになりました」
食事によるダイエットに挑戦したことがある人は、身に覚えがあるのではないだろうか。たしかにダイエット中は、無理に頑張って好きなものを我慢して、あとでそれが爆発してしまったり、逆に、我慢しなければいけないと思いつつも食べてしまって、後悔に苛まれたりの繰り返しになりがちだ。
実際にゆりやんも、過去に経験したダイエットを振り返って、「自己流のダイエット中は、“食べたい、でも食べられない”っていう葛藤の連続だった」と表現する。そのために、どこかのタイミングで限界が来てしまうのだ。
「今は仕事の現場にもオリーブオイルと塩で味つけしたベビーリーフを持参。ちゃんと食べて、でも食べすぎず、体が変わってくるとこういう食生活も楽しくなるんですよね」
我慢のしすぎはストレスのもととなり、それはすなわちダイエットの大敵となりうる。ゆりやんはトレーニングももちろん楽しく続けているが、体に必要な栄養素を取ることにも楽しみを見いだせたようだ。
今はやせるためというよりも、健康のために何を食べてどう運動すればいいかを主体的に考えられるようになり、それを楽しんでいるという。ダイエットがどうしても長続きしないという人は、このマインドセットを参考にしてみてもいいかもしれない。