さや姉(山本彩)が休養の理由を説明!甲状腺バランス異常とは

昨年11月から「体調不良のため」として活動を休止している、元NMB48のメンバーであり現在はシンガー・ソングライターの「さや姉」こと山本彩(さやか)の公式サイトが今月25日に更新され、休養の理由が「甲状腺バランスの異常」だったことが公表された。

山本は現在も療養中だという。これはどういった症状で、また重い場合にはどのようなことが起きうるのだろうか?本人にはゆっくり休養してもらいたいが、ファンは心配なことだろう。

「精神的なものではない」長期療養中だった

昨年11月の時点でわかっていたことは以下の通り。当時、ラジオ番組への欠席が続いていた山本について、「当面の活動を休止する」と所属事務所が発表したのだ。体調不良を理由としており、休養して回復に専念するとしていたものの、詳細は明かされていなかった。

これにより、レギュラー出演する2本のラジオ番組を休むほか、12月9日に都内で予定していたロックバンド「SHE’S」との対バンライブ、同15、16日の全国ツアー大阪公演が中止となったのだった。

NMB時代に骨折や発熱でも仕事を休まず、“鉄人”と呼ばれた山本が長期休養というのだから、よほどのことがあったのだろうと推測されており、ファンの間でも心配の声が広がっていた。詳細は明かされなかったものの「精神的なものではない」との説明があった。所属事務所の関係者は週刊誌の質問に対し、「10年以上休むことなく活動を続けてきた中で、少しずつ疲労もたまっていたのだと思う」と話したそうだ。

作品発表と同時に説明「甲状腺バランス異常」

11月に発表されてからこれまで明かされていなかった体調不調・無期限休養の詳細だが、この度公式サイトに掲載された「山本彩についてのお知らせ」という文章の中で、「甲状腺バランス異常」と説明された。

山本の公式サイトはまず、「この度、山本彩が休養前にレコーディングした作品を発表することが決まりました」と、休養に入る前にすでに収録していた新たな作品の発売を決行することを発表。

その上で、「この機会に、ファンの皆様に山本彩のことをご理解いただきたく、これまでの経緯を説明いたします」と前置きし、「山本彩は昨年、医師より甲状腺のバランスに異常がみられると指摘を受け、制限もある中で、一生懸命日々の活動を行っておりました。ギリギリまで本人及びスタッフと考えて参りましたが体調が最優先と判断し、休養させていただくことになりました」と明らかにした。

山本彩オフィシャルサイト 「山本彩についてのお知らせ」

甲状腺バランス異常とは?どんな症状?

甲状腺の病気にかかると、からだのだるさや冷え、イライラや不眠などさまざまな症状が現れ、からだの調子が悪い状態が常に続くようになることが多い。一般に「自律神経の乱れ」によって起きる症状として認識されているようなものを思い浮かべていただければよいだろう。甲状腺の病気と医師によって診断された場合は適切な治療により症状を改善できるが、「よくある症状」と見過ごされ、放置されがちでもあるだろう。

甲状腺ホルモンを一定に保つ仕組みに関わる脳の部位に異常が生じたり、甲状腺自体に異常が生じたりすると、甲状腺ホルモンのバランスが乱れ、さまざまな症状が現れるとされている。バセドウ病なども甲状腺の機能に関わる病気だ。甲状腺の機能異常については、概して男性より女性のほうが発症率が高いことでも知られる。

休養前に激やせしていた?病気の症状か

体調不良で休養に入る前に、山本については「一気に痩せているのでは?」「激やせしているのでは?」という情報もあったという。女性芸能人なのでつねに体型維持に気を配り、ダイエットをしていたという可能性ももちろんあるが、不健康な痩せ方であったのであれば、甲状腺の機能に異変が出ていたことに由来しているのかもしれない。

甲状腺ホルモンの働きが過剰になると、からだの代謝が活発になることで脈が速くなってドキドキしたり、途端に暑がりになって発汗量が増えたりすることがある。また、基本的なエネルギーの消費量が高まるので、食べても食べても体重が減ってきてしまうということもあるのだ。

逆に、甲状腺ホルモンの働きが低下してしまうと、寒がりになったりむくみがちになったり、肌の乾燥がひどくなったり髪が抜けやすくなったりといった症状が出るという。疲れやすくイライラしたり、女性の場合は月経不順に繋がることも少なくないようだ。

どちらの場合でも、心地の良い状態とはほど遠いことであろう。山本の場合はどのような症状であったのかは定かではないが、医師の指示のもと、適切に治療していくことが求められることだろう。今はゆっくりと休養し、また笑顔で芸能シーンに戻ってきてくれることを期待したい。

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