光浦靖子はなぜアラフィフで語学留学に?
テレビやラジオ出演、コラム執筆など多岐にわたり活躍していた光浦靖子。幼なじみの大久保佳代子と結成したコンビ「オアシズ」でデビューし、バラエティ番組、ラジオなどに出演するほか、コラム執筆など多岐にわたり活動し、仕事は順調だったと思われる。
そんな彼女がこの年齢になって突然語学留学に行ったというので、その理由などが気になるところだ。以前答えていたインタビューでは、
「いつか留学してみたいという気持ちは、高校生くらいの頃からずっとありました。 でも気が付くと社会人になっていて、仕事が忙しかったり、レギュラーの番組が休めなかったり。なかなかタイミングが合わないまま、実現できずにきてしまいました。最近休みが取れるようになったので、この際、思い切って1年間留学しようと決めた」
としていた。
英語で日本のお笑いにも貢献したい
実は、英語にはずっとコンプレックスがあったという光浦靖子。また、日本では義務教育から英語を学んでいるのに話せない人のほうが多いという現状を指摘しつつ、「しかも私はたまたま東京外国語大学に進学したせいで、英語が得意だと思われて、余計に『しゃべれない』って言えなくなっちゃった」ともしていた。
そして、「本気で英語が話せるようになりたい」「今の情報社会で英語を身につけたらすごいアドバンテージ」とした上で、芸能界にも海外進出したいが、前提条件である英語ができないという人がたくさんいることに言及。
「もし私に英語力があれば、(海外進出したいけど英語はできない人自身が)海外進出しなくても、(私が)台本を英訳して、 日本のお笑いを世界に届けることだってできるんじゃないかなあ? と思います」とも語った。
2020年の春からカナダに留学する予定を立てていたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響でそれが延期となり、2021年7月スタートにずれこんだようだ。当初の予定の1年はすでに過ぎたが、引き続きカナダに滞在している。
カナダではイジメにあった経験も!
昨年9月に「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送)にリモート出演した際には、語学学校で50歳にしてイジメにあったという驚きのエピソードも展開した光浦靖子。
7月に留学を開始したばかりだったので、当時はまだ生活に慣れ始めたばかりの頃だったことだろう。留学当初は、解放感や緊張感で目まぐるしく過ごしていたものの、徐々に生活も落ち着いてきたとした上で、通っている語学学校でトラブルに遭遇したと切り出した光浦靖子。
「周りはほぼ10代なのね。それである新入生にね……ガン無視されたの。どうしてなのか分かんない、いじめだよ、いじめ!」
まさかの告白に、スタジオでは驚きの声が上がった。「クラスでグループ作業をしなくちゃいけなくて、4人グループになったのかな。そしたらある新入生が、『あなたの声だけ聞こえない』って。そんないじめ、あんた……50歳が10代にいじめられて……私先生にチクったんだから。『私もうあのグループ嫌です!』って」と冗談交じりで話していた。
実際に海外で語学留学に行った経験のある日本人にとっては、よくある話かもしれない。日本人は文法や読解力には長けているものの、英語で話すことに自信がないために、話し合いなどでなかなか大きな声で話せず、「何を言っているのかわからない!」と言われてしまう、というものだ。
「先生は私と同世代だからさ。『分かる分かる。たまに尖った10代はね、年寄りを無視することあるよ。俺もよく無視された〜』って、なんか先生と分かり合っちゃった。でも二度とペアにならないようにって細工はしてくれた」と続けた光浦靖子。
とは言え、現在はその新入生とも少しずつ仲良くなれてきたともフォロー。「小学生や中学生に戻ったみたい。こんなお友達関係のことで悩むなんて」としみじみ。学校生活やカナダ生活のあれこれを楽しく語っていた。
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