「うちは（双子で人気を博した）きんさんぎんさんみたいにはならないと思うわ。あの人、今、本当にダメなんだもん」と、おすぎの現状について神妙に話していた。同居を再開する理由は明言していなかったが、タイミング的に、おすぎの認知症のためだったのだろう。
この時点では、50年ぶりにおすぎとの生活を再開したピーコまでが、じき認知症を発症することになろうとは、誰も知るよしもなかった。
老老介護のおすぎとピーコ
そんなこんなで、亡くなった姉から相続した横浜のマンションに暮らしていたピーコの元に、おすぎが引っ越してくる形で同居を始めた2人。だがそんな生活は順調にはいかず、結果として長くは続かなかったという。
認知症を患い、変わってしまった弟・おすぎの様子にショックを受けたのか、面倒を見ていたピーコにも認知症の症状が出始めたという。そしてピーコは、近隣住民やかつての友人、そして週刊誌等の取材に対し、「おすぎは死にました」「亡くなって、お骨になって帰ってきたの」などと吹聴するようになったそうなのだ。
次第に2人の関係性も悪化し、ケンカの末に家を追い出されたおすぎが、街を徘徊して警察に保護されることも続いたという。その結果、昨年2月ごろには「これ以上の同居は不可能だ」ということになり、同居は解消。
おすぎは介護認定を受けて、ピーコの住む横浜のマンションの近くにある高齢者施設で暮らすようになったという。ピーコはというと認知症の症状は出ているものの、施設等には入らずにそのままそこに暮らしていたとのことだ。
おすぎとピーコの近影は？
ここ数年はそんなわけでテレビに出演していなかった「おすぎとピーコ」だが、現在の見た目等気になる方もいらっしゃることだろう。3ヶ月ほど前にはおすぎのYouTubeチャンネルにおすぎの姿が投稿されていて、動画のタイトルには、これが「最後の投稿」「いままでありがとうございました」と明記されてもいる。
ただ、この動画がいつ撮影されたものなのかはわからない。歯の抜けてしまったおすぎの姿は、以前テレビで活躍していた頃ほどではないにしても、まだはつらつとしているようにも見え、介護施設で暮らしている人の様子には見えない。数年前に撮影されたものなのだろうか。
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