「遊戯王」作者が沖縄で死去 海難事故?世界中から追悼コメント

『はじめの一歩』作者の森川ジョージ氏も、「『高橋和希』は自分にとっては『高橋かずお』(※高橋さん別ペンネーム)なんだ。デビューが近く、担当も同じだったからかなり仲良くさせてもらっていた。麻雀仲間でもあった。新人時代から画力は飛び抜けていて、でも少し求道精神に欠けていた。売れることにそれほど執着はなかったよ」と回顧した。

続けて「まだ信じられなくてご冥福を祈る気分になれないのだけど、少しづつ受け入れようと思う。他人行儀の仲じゃないからとりあえずの挨拶をするよ。じゃあね高橋さん」と惜しんだ。

ファンからの追悼メッセージは国内ファンに留まらず、海外ファンからも多い。「yu-gi-oh is my No.1 manga」(遊戯王は私にとってナンバーワンの漫画)、「thank you kazuki takahashi, yu-gi-oh was my first anime & my childhood. rest in peace to an absolute genius.」(高橋和希さんありがとう、遊戯王は私にとって初めてのアニメであり、私の子供時代そのもの。偉大な天才よ、安らかに休んでください)など、同作品への愛を語るものや感謝を語るものであふれている。

不謹慎なコメントへのモヤモヤも

一方で、ツイッターの一部では、ファンによる追悼のコメントに不謹慎な表現のものがあるともされている。中でも、同カードゲームの中で、いったん墓場にいったカードをフィールドに復活させる効力をもつカード「死者蘇生」や、漫画連載当初に主人公が繰り広げていた「闇のゲーム」を引き合いに出し、「今こそ死者蘇生を使いたい」といたコメントや、「作者は闇のゲームに負けたのか」といった趣旨のコメントなどが一部見受けられた。

それに対し、「亡くなった人に対して言う言葉をわきまえてほしい」「ファンだからって言っていいことと悪いことがある」「同じファンとして恥ずかしい」など、指摘する人が相次いでいる状態だ。

今はただ、事故の真相の究明と、高橋さんのご冥福を祈るばかりだ。

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