「遊戯王」作者が沖縄で死去 海難事故?世界中から追悼コメント

「遊☆戯☆王」は、古代エジプトから伝わる「千年パズル」を完成させたことをきっかけに、自分の中に別の人格を宿した主人公の高校生・武藤遊戯がゲームによって戦いを繰り広げる物語。

カードゲームの印象が強いかもしれないが、連載開始当初は形式にこだわらず、サイコロを使ったものやサソリを使ったものなど、「闇のゲーム」と呼ばれる様々な「ゲーム」で戦いを繰り広げ、敗者には罰が与えられていた。シリーズ途中から登場した架空のカードゲームが話題となり、以降はこのカードゲームを中心に物語が展開するようになった。

同漫画のシリーズ累計発行部数は4000万部を超え、テレビアニメや映画化もされるなど大ヒットとなり、高橋さんの代表作となった。1998年には同作初となるテレビアニメが放送され、それ以降は主人公が変わりながらも『遊☆戯☆王』シリーズとして現在まで放送されてきた。

作品に登場したカードゲームをモチーフにしたカードゲーム(いわゆる遊戯王カード)は各地で大会が開催されるなど世界的な人気となり「世界で最も販売枚数の多いトレーディングカードゲーム」としてギネス記録にも認定されたほどだ。

世界中から追悼のメッセージ

テレビアニメ『遊☆戯☆王ARC-V』主人公・榊遊矢役を務めた声優・小野賢章は自身のツイッターで「高橋先生、遊戯王ARC-Vの制作発表の時に、一度お会いしたのですがとても穏やかで優しい印象の方でした。ご冥福をお祈りいたします」と追悼した。

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