現在休養中の陸上・桐生祥秀が難病を告白!引退はせず来年競技復帰か

そんな経緯もあってか、今年6月の日本選手権後、「陸上をやりたいと思うまで少しお休みします」とし、今季休養を表明した。この3か月間はほとんど陸上のことを考えずに過ごしたといい、年内はレースに出場せず、陸上教室などを行う方針だという。

休養期間については「いい休みになった」とし、その上で、「もう一回楽しみたい」と来年のレース復帰へ意気込みを示した。

今は、山縣亮太(30=セイコー)が持つ100メートルの日本記録(9秒95)超えを視野に入れているという桐生。「追い風に恵まれたレースでも、記録会でも何でもいいから、あの人の記録を超えたい」と語った。後悔のない競技人生に向け、再スタートを切る日もそう遠くない。

桐生祥秀プロフィール

桐生祥秀(きりゅう・よしひで)は1995年滋賀県彦根市生まれの男子陸上選手。専門は短距離走。日本生命所属、マネージメントはアミューズ。中学生の時に陸上を始めた。

2013年、高校3年時には100メートルで10秒01を記録、これは日本歴代2位・日本ジュニア新・日本高校新・日本国内の競技会での日本人最高のタイムであったと同時に、当時の世界ジュニア記録に並ぶ記録でもあったが、このとき使用されていた風速計の関係で世界ジュニア記録としては公認されなかった。

同年の世界選手権では、短距離個人種目史上初の高校生代表に選ばれ注目を集めた。翌2014年には東洋大学に進学し、男子100メートルにおいて日本選手権初優勝を果たした。

2016年のリオデジャネイロ五輪では、山縣亮太 – 飯塚翔太 – 桐生祥秀 – ケンブリッジ飛鳥の第3走を務めた4×100m のリレーで銀メダル獲得に貢献した。翌2017年は、日本人史上初めてとなる100m9秒台を達成し、 9 秒98 を記録。日本記録保持者(当時)となった。

自己ベスト100m 9秒98、200m 20秒39。プライベートでは2020年に一般女性と結婚している。

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