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N国が「ホリエモン新党」設立!都知事選の行方はどうなる

NHKから国民を守る党(N国)の立花孝志党首が、元ライブドア社長で実業家の堀江貴文氏の愛称を使った政治団体「ホリエモン新党」を設立すると明らかにした。

東京都によれば、この日、N国関係者が都選挙管理委員会に届け出をし、すでに受理されたという。代表者は立花氏が務める。

堀江氏は来たる都知事選への出馬も噂されていることから、今後の政界への参入が注目されている。

堀江氏は「関係ない」断言

N国の立花氏は、以下のように、新党設立には堀江氏の了承済みだとコメントを出している。

「都知事選などに向け、ホリエモン新党という政治団体を設立します。ご本人の了承も得ています」

堀江氏を巡っては、都知事選(6月18日告示、7月5日投開票)出馬に意欲を示していることが判明して話題となったばかり。

その後、立花氏が「選挙用ポスターをすでに製作した」と明らかにするなど、準備を進めていると説明するN国。

一方の堀江氏はというと、自身のツイッターで「特定の政党や候補者とは関係ありません」と自身の立場を説明しているため、謎が深まっている。

立花氏は近日中に都庁で会見を開き、東京・港区区長選(31日告示、6月7日投開票)に候補者を擁立することや、「ホリエモン新党」について会見する予定だ。

都知事選への意欲は?

コロナ禍で現政権の批判を続ける堀江氏は、小池都知事指導下の東京都の現状についても痛烈な批判を続けている。

今のところコロナ対策で堀江氏からまずまずの高評価を受けている政治家は、大阪府知事の吉村氏くらいのものかもしれない。

堀江氏は自身のメールマガジンで、近く発売される著書「東京改造計画」を引用し、小池百合子都知事による東京都政を批判。

「彼女が4年間都知事を務めていたせいで、都民はとてつもない大損をしている」

などと辛口の評価をしていた。一方で現職の小池都知事はというと、現段階では出馬の意向を明らかにしていないが、記者団から堀江氏の出馬意欲表明について意見を問われた際に、

「特に(感想は)ございませんけれども、まあ賑やかなこと、という感じ」

と笑顔で余裕の対応を見せていた。

これに対し、ホリエモンはすかさず反応。小池氏が取材に答えるニュース動画を自らのツイッターに貼り付けた上で、

「コロナ危機利用してるから余裕だな」

と、ここでも小池都知事に対して挑戦的なツイート。既に対抗馬として意識しているかのような、意味深な投稿となった。

両者が出馬の意向を明言する以前に、都知事選の戦いの火花はすでに散り始めているといっても過言ではないようだ。

専門家はどう見る?

コロナ禍で安倍政権がSNS等で国民から批判を受け続けている一方で、小池都知事による東京都の行政はまずまずの実績を残しているようにも見受けられる。

だがそんな盤石の小池都知事にとっても、ホリエモンは脅威となりうる。というのも、コロナ禍が始まって以来、ホリエモンのSNS等での発言はほぼ毎日のようにネットニュースになっている。

痛烈な言葉遣いなどは時折批判の対象となっているようだが、少なくともその言説がこれまで以上に注目されているのは紛れもない事実。

独自候補を擁立しない方針を固めている自民党都連関係者は「堀江さんが出馬すればかなりの票を取るでしょう」と都知事選の行方を予測している。

前回知事選で分裂した経緯がある都連は今回も小池氏の支持・不支持について一枚岩にはなっておらず、先行きは未だ不透明な情勢だ。

その一部はすでに、堀江氏の支援に回る可能性が強いとされている。「敵の敵は味方」という論理のようだ。

“アンチ・ホリエモン”も一定数いるだけに慎重な意見もあるが、知名度の高い堀江氏なら、小池氏に対抗できる(少なくとも惨敗はしない)という見方をする政治関係者も多いという。

有力な対抗馬が一人もなく、誰もが「小池氏圧勝」の無風選挙と思っていた今夏の都知事選。それが告示まで1カ月を切った中、風雲急を告げている。

ネット投票導入なるか

堀江氏が出馬の意欲を見せ始めた当初から、本人がたびたび言及してきた「ネット投票」。スポーツ誌の取材に対しても、

「ネット投票を導入するなら出馬したい」

と宣言していた。これは本人の支持層である若年層の投票を容易にするだけではなく、「3密」を防ぐことでも有効だと本人は宣言する。

SNS等を通じて、過度な「自粛」を批判し続けてきた堀江氏は、従来の投票に関しても強い持論を展開。

「都知事選で最大の争点はコロナ対策になる。それなのに“3密”必至の投票所だけの選挙では、有権者に対して大きな矛盾を抱えて戦うことになるからだ」

東京改造計画」と称し、「今、政治家がやるべきはリスクをコントロールしながら経済を回すこと」と持論を打ち出す堀江氏。

彼の意見が聞き入れられ、ネット投票が導入されるかどうかも今回の都知事選の見どころとなるだろう。