注目キーワード

コロナ復活の阪神・藤浪晋太郎が遅刻で2軍降格で年俸どうなる

先日、新型コロナウイルスに感染したことが報じられ、復活を果たした阪神タイガースの藤浪晋太郎投手が、新たにニュースになっている。

復帰後も1軍練習で調整を続けていたが、チームの集合練習に遅刻したペナルティーとして、2軍降格となった形だ。

藤浪は2012年に大阪桐蔭高校から投手としてドラフト1位で入団した選手だが、2015年頃から制球が定まらず、スランプではとも囁かれていた。

監督「変わらないとダメ」

コロナ感染発覚後、自宅待機などで1ヶ月以上のブランクがあった藤浪投手だが、5月19日からはチームの甲子園練習に合流し、1、2軍の振り分けが行われた23日からも1軍甲子園「集合練習」に参加していた。

5月24日には67日ぶりの実戦形式マウンドに上がり、シート打撃で打者5人を相手に完全投球。4者連続で空振り三振を奪い、「思ったよりしっかり投げられました」と前向きに話していたばかりだ。

だがその数日後、藤浪は練習に遅刻。彼が練習に遅刻するのはこれが初めてではなく、以前にもあったということからも、矢野監督が苦渋の判断を下した。

「練習に遅刻してきたので。こういうコロナという状況でみんな頑張ろうという中で、練習に遅れてくるのはこちらとしてもすごく残念ですし、2軍で見つめ直すというか」

「ここにいてみんな同じ気持ちでやっている中で、一緒にやるのはちょっと難しいなという判断で、下に行ってもらった」

「これをどうするかは晋太郎自身。人なのでミスもあるし、本人も反省している。ただ、これが初めてじゃない。変わらないとダメな部分もあると思う。そのための時間にしてほしい」

とコメント。また、「みんなからの期待を取り戻してほしい」とも語り、藤浪の再起を望む発言を残した。

コロナ禍に翻弄され続ける今シーズン。それでもこの日から紅白戦を行うなど、チームは開幕に向けて士気を上げ一丸となる中だっただけに、中心選手でもある藤浪の遅刻は完全に阪神に水を差してしまったようだ。

コロナの感染経路は?

藤浪投手といえば、新型コロナウイルスの感染経路も話題となっていた。阪神タイガースでは彼の他にも、伊藤隼太(はやた)選手、長坂拳弥(けんや)選手の感染が報告されていたが、彼ら3選手は同じ「会食」に参加していたと報じられた。

当初「合コンでは?」と噂されていたこの「会食」だが、伊藤選手の夫人も参加していたということで、どうやら合コンではない様子。

ともあれ合コンではないにしても、感染拡大が騒がれる状況下では、「軽率」と言われてしまっても仕方がないかもしれない。

3選手の感染発覚に関しては、球団社長の揚塩(あげしお)氏も謝罪のコメントを出しており、事態を重く受け止めた。

他球団が選手の外出禁止などを命じている中で阪神タイガースは手を打っていなかったこともあり、以降は外食なども禁止としたということだ。

入院・自宅待機ののち、復帰に至った藤浪ら3選手は、4月下旬に「軽率な行動だった」と反省し、謝罪会見を開いた。

「グラウンドで取り返していくしかない」と悲壮な決意を見せていた藤浪だが、舌の根の乾かぬうちに遅刻・2軍降格となってしまい、その心中は計り知れない。

年俸への影響は?

プロ野球選手と切っても切り離せない関係にあるのが、その「年俸」。彼らがどのくらいもらっているのか、興味をもつ人も少なくないだろう。

「浪速のダルビッシュ」と称される高校時代を過ごした藤浪投手は、契約金1億円+出来高5000万円、年俸1500万円で阪神タイガースに入団した。

だが冒頭でも述べたように、ここ数年はスランプ気味とも言われている。入団以降は右肩上がりで、MAXを迎えた2016年(1億7000万円)以降は、下降の一途。

2019年には最高時の約半額となる、8400万円まで落ち込んだ。これが2軍降格となれば、来季どうなるかは言うまでもない。

もともと藤浪は高校時代にしても、“エース”として野球をやってきた。そのため、構想外という立場になった時、自分をどう再構築すればいいのか分かっていないという指摘もある。

藤浪らの感染は開幕再延期の要因になり、球界全体が世間から非難を浴びる事態にもなった。藤浪は今さらながら責任の重さを感じ、相当落ち込んでいるとも言われている。

感染とその後の喧騒で精神的ダメージを負った可能性のある藤浪が、這い上がって当時の輝きを見せてくれるかどうか、期待が集まる。

移籍の噂も?

今更だが、甲子園球場はファンからの「ヤジ」も非常に多いことで知られる。一度こういうことになってしまった以上、藤浪もその洗礼を受けることは避けられないだろう。

スランプが長引いている中でのコロナ騒動に、球団内部には『移籍させて環境を変えるべきでは』という意見もあるようだ。

開幕時期も見えない状態では、すぐに移籍が実現するわけではない。だが。すでにパ・リーグの複数球団が興味を示しているという。

「藤浪が復活するには、環境を変えるのも一つの方法でしょう。移籍するなら細かいコントロールやテクニックが求められるセ・リーグより、パ・リーグのほうが藤浪に合っているのではないでしょうか。力勝負が多く、藤浪のような荒れ球もプラスになります」

と阪神OBで野球評論家の江本孟紀氏も語る。藤浪投手は環境を変えて起死回生となるだろうか。