乃木坂46松村沙友理が卒コン開催!不倫キスでもクビにならなかった裏事情

2021年6月22日(火)から23日(水)の2日間、横浜アリーナにて、乃木坂46一期生の松村沙友理(さゆり)の卒業コンサートが開催された。当ライブは有観客として各日5,000人を動員、また23日に関しては生配信も行なわれた。

2017年にグループを卒業および芸能界を引退した橋本奈々未、そして昨年10月に卒業した白石麻衣と並んで元祖〝御三家〟とファンから称される人気ぶりだった松村だが、過去には衝撃の熱愛報道もあった。

その相手が既婚者だったこともあり、内定していた紅白歌合戦が出場取り消しになる騒ぎにまで発展したのだが、それでもここまで活動を続けてこられた裏事情が気になるところだ。

卒コンには卒業メンバーも駆けつけ

「まっちゅん」「まちゅ」「さゆりんご」と自身を呼称し、その愛嬌と可愛らしいルックスで人気を博してきた松村。女性誌「CanCam」の専属モデルもこなしてきた。そんな松村の乃木坂46での活動は10年にも及んだ。

松村が卒業を発表したのは、今年4月中旬。そこから2ヶ月での卒業コンサート開催となった。卒業発表の際には、昨年卒業した親友・白石麻衣の卒業を見送ってから卒業したかったという心情だったことも匂わせた。

乃木坂46による有観客ライブは、昨年12月に日本武道館で開催された「乃木坂46アンダーライブ2021」以来、約6ヶ月振り。乃木坂46のライブでは定番となる「Overture」(※序曲の意)を松村沙友理本人が鼻歌で披露するVTRで幕を開けた。

今回の卒業コンサートは、松村沙友理が率いるユニットのメンバーたち通称“さゆりんご軍団”のライブと、乃木坂46メンバーで開催する卒業コンサートの2部制で構成された。“さゆりんご軍団”単独のライブは今回が初の試みとなるが、惜しくもそれが最後の場となった。

既にグループを卒業しているメンバー3名も、この日は“さゆりんご軍団”再結成のためにライブ会場に駆けつけた。松村沙友理・寺田蘭世を含む5名で、まずは“さゆりんご軍団”のライブが敢行された。

製品化されていない幻となった楽曲も披露。松村らしいユーモアたっぷりの表現力で、ラストライブとはいえど、会場を和やかな雰囲気に包み込んだ。そこから休憩を挟み、乃木坂46通常メンバーらによる卒業コンサートへ移行した。

最新シングルに収録された松村のソロ曲で幕を開け、松村をセンターにアップテンポな曲を立て続けに披露。同じく一期生メンバーである生田絵梨花との2人ユニットの曲も披露した。

ラストは、昨年グループを卒業した白石麻衣のセンター曲「シンクロニシティ」を松村がセンターを務め、惜しまれつつも本編が終了した。

「私の10年間はどうでしたか?」家族とファンに感謝

出典:エンタメネクスト

アンコール前のMCで松村沙友理は、

「この10年間の中で、まずは家族に感謝しています。大阪から上京して東京で辛い事があっても、いつも私の背中を押してくれたのは両親でした。自慢の娘になれていたら本当に嬉しいです」

と、まずは大坂から上京してきた自分を支えてくれた家族に感謝を示す。

「そしてファンの皆さん、私の10年間はどうでしたか?辛い事があってもアイドルを辞めずに続けられたのはファンの皆さんのおかげです。最近はファンの皆さんとオンラインという形でお話しをさせて頂いていますが、改めてかけがえのない存在だと感じました」

と涙ながらにコメントした。コロナ禍でライブなどが激減し、握手会もなくなりファンと交流する機会がめっきりなくなってしまった昨今では、オンラインでファンと会話できるイベントが頼みの綱だった。

共に乃木坂46の“御三家”と言われた橋本奈々未の卒業シングル「サヨナラの意味」からアンコールはスタートし、卒業コンサートのオープニングナンバーとなった「さ~ゆ~Ready?」が最後にもう一度流れ、会場を松村沙友理が一周しながら各メンバーから花が贈呈され、ラストコンサートは遂に幕を閉じた。

乃木坂46は通算27作品のシングルをリリースしているが、全作品に選抜メンバー入りし、さらにその中の22作品は、フロントメンバーの称号でもある“福神メンバー”としてグループを牽引してきた松村沙友理。スキャンダルでポジションが後退したことはあったが、それでもグループ内での自分の確固たる立ち位置を失うことはなかった。

松村の今後については、芸能界に残る予定だということ以外、詳細は明かされていない。卒業記念に出される写真集のタイトルが「次、いつ会える?」だということもあり、きっとまたすぐに会えるだろうとファンの期待は膨らむ。

不倫キスでもクビにならなかった理由?

グループ結成当初から圧倒的な人気を誇った松村だったが、2014年10月に、既婚者の書籍編集者と飲酒後に路上キスしているところを〝文春砲〟で報じられ、ラジオ番組で謝罪して大号泣した過去がある。

それにより、待望の初出場が内定していたNHK紅白歌合戦への出場ができなくなってしまったのだ。AKBグループや「坂道」グループでは恋愛禁止が伝えられている中、通常の恋愛を飛び越えての「不倫」というニュースにまでなってしまい、クビになってもおかしくない深刻な事態だったが、松村はグループでの活動を継続することができた。

楽曲でのポジションこそ後ろの位置に下がったものの、アンダーメンバーに落ちることもなかった。もちろんそれによって肩身の狭い思いをしたことこそあっただろうが、最後までグループ活動をやり遂げ、こうして花道を飾ることができたのだ。

「お相手が某大手出版社の社員でしたからね。あのとき、松村をクビにする手もあったのでしょうが、乃木坂の運営サイドは〝メンバーに手を出した〟という大きな貸しをつくり、出版社を取り込む方針にしたともっぱらです。気のせいかもしれませんが、騒動後、その出版社の各メディアは何があっても乃木坂を悪く書かず、扱いも大きくなったように思えます」(出版関係者)

上記の経緯が本当であれば、松村の恋愛相手が出版社社員だったのがある意味ラッキーだったようだ。グループも卒業し、これからは自由の身となる松村。仕事もプライベートも、自分のペースで頑張ってもらいたい。