シンガーソングライターとして活躍していた川嶋あい。I WiSHとしてのデビュー曲であり代表曲でもある「明日への扉」は、バラエティ番組『あいのり』(フジテレビ系)の主題歌としてタイアップされたことでも有名となった。
そんな彼女のテレビ出演が少なくなって久しいが、現在の活動は何をしているのだろうか?
また、彼女の壮絶な生い立ちや、あるお笑い芸人との恋愛の噂、結婚の噂についても迫る。
路上ライブからデビューへ
川嶋あいは1986年福岡県福岡市の生まれ。幼少期から歌の才能に恵まれ、弱冠10歳にしてニューヨーク・カーネギーホールの舞台に立ったことがあるという。
高校生のときに上京。高校は転々としているそうだが、芸能人御用達の「堀越高校」に通学していた時期もあったという。
高校在学時の同級生には、蒼井優、城田優、山下智久、酒井彩名、小池徹平、上戸彩などがいたという。
高校生時代、のちに彼女の代名詞ともなる「路上ライブ」を開始させた。「路上の天使」の通り名でも知られるようになる。
当時彼女が立てた目標は、
・自主製作CD手売り5000枚
・路上ライブ1000回
・渋谷公会堂でワンマンライブ
だった。どれも無名のシンガーが達成できるような数字ではないのだが、彼女はなんとこれらの目標を達成したのだった。
路上ライブを開始させて1年で目標の5000枚を売り上げ、時を同じくして渋谷公会堂でのワンマンライブも達成。
このときすでに、「あいのり」の曲となった「明日への扉」(I WiSH)のボーカルは誰なのかと噂になっていたが、同ワンマンライブで、その正体が自分であることも明かした。
当時「あいのり」の主題歌・挿入歌はゆず、Every Little Thing、GLAY、スピッツなど、ベテランの実力派が立て続けに担当していた。
そんな中で、名前も知られていない新人が担当するというのは前代未聞の快挙でもあった。
また、目標に掲げていた路上ライブ1000回目は、渋谷ハチ公前で行い、1000人を超える観客が彼女の歌う姿を見に来たと言われている。
父母を失った壮絶な生い立ち
優しい透き通るような歌声に、芯の強い歌詞。彼女を形作ってきたものとは何なのだろうか?
実は川嶋あいは、その生い立ちが衝撃的なことでも知られている。
川嶋あいは、生まれた時点で父親が行方不明という状態だった。さらに、母親も川嶋あいを出産したあとに体調を崩し、育児がままならなくなってしまい、川嶋あいは幼児期を乳児院で過ごした。
悲劇は続く。母親の体調はその後も回復することはなく、川嶋あいが3歳のときに帰らぬ人に。
その後、養子として引き取られるまでの間、幼少期を児童養護施設で過ごした。
養子として引き取ってくれた養父も、川嶋が10歳のころに亡くなり、養母も川嶋が上京して路上ライブをはじめた頃に亡くすこととなった。
このように、衝撃的なまでに壮絶な生い立ちを背景にもつ川嶋あい。若くして辛く苦しい経験をしてきたことが、今の彼女の優しさや感受性を形作ってきたのではないだろうか。
結婚の噂の真相は?彼氏は狩野英孝?
川嶋あいと検索すると、並んで出てくる「結婚」の文字。しかし、2021年1月現在、彼女が結婚したという情報はないようだ。
川嶋あいの恋愛ネタを検索してもあまり出てくるものはなく、唯一あるとすれば、お笑い芸人・狩野英孝との噂だ。
しかしこれも、狩野英孝の元カノ(?)として噂されている川本真琴と苗字が似ているため混同されているだけ、というのが濃厚だ。
川嶋と狩野英孝の間にはあまり共通点が見当たらず、共通の知人がいるといった話も見つけられなかった。
現在の活動は?社会奉仕など
テレビで見る回数は減った川嶋あいだが、現在もシンガーソングライターとしての活動を続けている川嶋あい。
更新頻度はそう高くないが、Twitterで近影を追うことも可能だ。
松村邦洋さんのラジオ番組にお邪魔させていただきました!松村さんの地元山口県のことや野球のこと、いろんな話ができてすごく楽しかったです✨博識だった… pic.twitter.com/7E94qjBjMg
— 川嶋あい (@kawashimaai) September 23, 2020
特に、自身の代表曲の1つでもある「旅立ちの日に…」にちなんで、卒業式などのイベントに呼ばれることは多いようだ。
テレビ番組の春の歌特集や、卒業ソング特集などでも需要がある様子である。
今年も、コロナ禍ではあるが、全国の学校を対象に公募にて卒業式サプライズ企画を実施するとのことで先日発表されたばかりだ。サプライズの内容は非公開だという。
地方での仕事や、社会奉仕活動も積極的に行っている川嶋あい。阪神・淡路大震災の被災地での無料ライブや、発展途上国での児童養護施設の設立、ユニセフのキャンペーン大使に任命されるなど、彼女の取り組んでいる社会貢献活動は枚挙にいとまが無い。
活動の数々からも、彼女が世界に対して愛をもって接していることが手に取るようにわかる。
辛く苦しい経験を若年期からしてきた彼女だからこそ、今は幸せだと自信をもって言って欲しいものだ。