今年2月にサブスク解禁 割に合わずか
利用者には便利なサービスだが、どうやらアーティストには割に合わないシステムとなっているようだ。実際、どれほどの印税が入るのかというのが気になるところだが、参考となるのは以下のデータだ。
今年6月に公開された投資・金融の情報サイト「フィナシー」によると、印税はサブスク会社ごとに異なるが、1回あたりの再生で0.01円あれば良いほうだという。
したがって、1万回再生されたとしても、アーティストが受け取れる金額は100円弱。よほどの人気アーティストでなければ、まとまった収入にならないと論じられていた。
今年2月にデビュー25周年を記念し、ソニーミュージック在籍時代の全楽曲のサブスクを解禁した川本。その際は「配信の時代ですので、いろんな年代の方に気軽に聞いてもらえたらです!」とコメントしていたが、実際の数字は想像より厳しかったのではないだろうか。
発言を謝罪で経緯を説明
そんな騒動から約1ヶ月が経った今月21日、川本はツイッターを更新し「サブスクの件で、強い言葉を使ってしまい、不快な思いをさせたことをお詫びします」と謝罪した。
「音楽家の知人がサブスクに対してとても怒っていて、つい口調が荒くなってしまいました」と当時の心境を明かし、「共感して書いたツイートでしたが、言葉遣いには気をつけようと思います」と反省を口にし、自身の不満ではないことを暗に訴えた。
サブスクの件で、強い言葉を
— 川本真琴 (@19740119) October 21, 2022
使ってしまい、不快な思いをさせた
ことをお詫びします。
音楽家の知人がサブスクに対して
とても怒っていて、
つい口調が荒くなってしまい
ました。
共感して書いたツイートでしたが、
言葉遣いには気をつけようと思います。
ここに至るまでにも、実は様々な投稿によって弁明がなされていた。川本は例の投稿から数日後の9月26日には「地獄に堕ちてほしい」の文言が含まれたツイートを削除。
そのうえで、「そういう現実があることも知ってほしかった」「サブスクを否定してるわけではないので、いろんな音楽を聴いて楽しんでください」と弁明していた。
経緯としては、「音楽を仕事にしたい」という友人の苦境を知ったためサブスクの仕組みに言及したとし、“サブスクを通じてさまざまな音楽を楽しみたい”というユーザーの思い自体を否定しているわけではないと説明していた。