不倫謝罪会見の渡部に集まる批判!松本人志、ビートたけし、太田光

先日、半年前の不倫騒動に対する謝罪会見を開いた、お笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建。

会見前後には、Twitterではこれに関する数多くのワードがトレンド入りを果たし、世間からの反響が大きいことを示した。

会見から数日経った今でも影響はおさまる様子を見せず、芸能ニュースなどでは、芸能人が会見への持論を語ったという記事が後を絶たない。

松本人志が不快感!ガキ使のルール違反

出典:スポニチ

芸能活動を自粛していた渡部の「電撃復帰」の場として報じられていたのが、毎年大みそかに放送される特番『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)の「笑ってはいけない」のコーナーだ。

このコーナーでは過去にも「不倫騒動」で世間を騒がせてきた芸能人などが復帰をし、「みそぎ」を果たす場所としても見られている節もあった。

しかし、この「渡部復帰」に関する報道が出た途端に、Twitterなどでは非難の声が殺到。

渡部に対し、「年末に見たくない」「(渡部が不倫の場として使っていた)多目的トイレを連想したくない」「復帰には早い」などの世間からの声が相次いでしまったのだった。

これを受け、報道の翌日には出演者であるダウンタウンの松本人志も即座に反応。

「そもそもあの番組は皆さん、ご存じの方はいると思うんですけど、誰がゲストでどこで出てきて何をするかというのは我々は知りたくないわけです」

「受け身の側はドッキリをずっと仕掛けられるわけですから、知りたくないわけです。ところが、今回、収録前にネットニュースで知らされるという。これね、考えられないですよ」

と、「ルール違反」であることに不快感をあらわにするコメントしていた。

共演はない!ガキ使はお蔵入りか

そしてその後、渡部が大みそか放送の「ガキ使」の収録に参加したことは松本もフジテレビ「ワイドナショー」で認めている。

実際に現場に渡部が登場し、去ったあとに「ネットで知ってたわ」とつぶやいたことも明かした。

また、渡部の会見の直前にも、Twitterで、「渡部との共演はない」と明言していたのだった。

謝罪会見前に噂されていたのは、後輩思いでも知られる松本が「ワイドナショー」など自身の番組に渡部を出演させ、謝罪の場を設けさせること。

そのうえで復帰しやすくし、年末のガキ使で本格的な復帰の場を持たせてやることを計画しているのでは?という推測も飛び交っていたが、今回の「ガキ使ネタバレ」「世間からの風当たりの強さ」を実際に目の当たりにし、それは難しくなったということだろう。

そして、会見から2日後の「ワイドナショー」では、松本は改めて今年末の「笑ってはいけない」に言及。

「言いたいことは山ほどあるけど自分から言えることはあまりない。年末はお子様からお年寄りまで安心して見ることができる内容になってますのでぜひご覧ください」

とし、渡部の出演シーンは放映されないことを示唆した。また、渡部の相方である児島一哉にも言及した。

「児嶋がYouTubeで陣内(智則)とどうやったら渡部を復帰させるか、みたいな話をやってた。児嶋は1ミリも解散について考えてない。こういう時こそ相方と向き合うことが大事なんじゃないかと思った」

と、相方を信じて待ち続けている児嶋としっかり話し合うことの重要性を訴えた。

ビートたけしもバッサリ

芸能界でも様々な大御所がコメントを発信している今回の「不倫騒動」とそれにまつわる「謝罪会見」だが、ビートたけしもその1人だ。

レギュラーを務めるTBS系報道番組「新・情報7daysニュースキャスター」に出演したビートたけしは、会見の話題が特集された際にコメントを求められ、ダメ出しの連続。

「(お笑いタレントにとって)不祥事でも、いいことでも、インタビューは勝負どころ。一つのショーだと思わないといけない。それをお笑いだったらお笑いにもっていって、大爆笑で終わって『すいません』なんだけど。これはちょっと段取りも間違っているし、年末の番組に出るためにやったなんて、裏でジャンジャン書かれていることに気が付いていなかったのかと」

さらに、渡部には芸人としての矜持が欠けていたことも指摘した。

「あとオレに言わせれば、芸人というのはケチはダメだよ。女を呼んで1万円払ったって、デリヘルと変わってないじゃん。したら売春かって。女の人もおかしいじゃないかと。ちゃんと見つからないようにホテルで、ちゃんとお礼をして。お笑いだとそれくらいしないと恥をかくんだけど。ちょっと腕がなさ過ぎた」

和田アキ子はカメラマンに嫌悪感

TBS系「アッコにおまかせ!」では、MCの和田アキ子が謝罪会見の話題が取り上げられた際に、会見でのカメラマンの行動に不快感を示した。

会見はフェースガード、マスク、検温など新型コロナウイルスの感染防止を徹底して行われたが、和田に言わせれば、会見でのカメラマンの行動はコロナウイルス対策を理解しているとは思えなかったようだ。

「後ろにまで来てカメラで取る人もいたから。あれはちょっとソーシャルディスタンス的にいっても違うと思うし、本当に土足で人の家に入っている感じで、見てて嫌でしたね。そこまでかって」

と間近で渡部の表情を撮影するカメラマンに嫌悪感を示した。

「質問者がモンスター」太田光の持論

『サンデー・ジャポン』(TBS系)では、爆笑問題の太田光が持論を展開した。太田は、アンジャッシュの2人とは10年以上の付き合いがあるという。

今回、渡部の謝罪会見は「吊し上だし、いじめっちゃいじめだった」としたうえで、「ああなるのはわかっていたのに、あれをやりたいって言ったのは渡部ですから、しょうがないところはある」とコメント。

続けて、「精神科の病院に通ってるんですか」「病名はなんですか?」「何回通ってるんですか?」「依存症ですか?」といった質問があったことを挙げ、太田は「そこまで踏み込むんだ」と思ったようだ。

「渡部が倫理的に外れてるのはあれだけど」と前置きした上で、「渡部にも人権がある。連続レイプ魔じゃないわけで、連続レイプ魔だったとしても人権はあるわけで」と質問が人権侵害にあたるのではないかと指摘。

さらに「そこまで踏み込んだ質問をするのと渡部がやったことのどちらが罪深いのかなと考えると、質問者のほうがモンスターだと感じた」と太田が会見で感じたことを率直に話した。

さらに「そこまで踏み込んだ質問をするのと渡部がやったことのどちらが罪深いのかなと考えると、質問者のほうがモンスターだと感じた」と太田が会見で感じたことを率直に話した。

総合的に言って、会見を開いた張本人である渡部も含め、誰かが得をした会見とはならなかったようだ。

世間からの風当たりがまだまだ強いことを再認識し、今後、復帰という展開が果たしてあるのか、動きが注目される。