三遊亭円楽が脳梗塞から復帰で「死ぬまでやる」脳機能の障害も告白

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「協会を統一するんだよ」と改めてその回答の真意を語り、「協会を統一すれば、寄席の座組なども柔軟に組めるようになる」と説明。「協会を1つにして、その中に全部、含む。大阪の漫才師は吉本。それだったら東京の落語家は、そこに入れちゃえばいい。東京落語会」と、ただの時事問題にかぶせたネタではない熱い思いを語った。

また、これからやりたいことを問われると「演芸プロデューサー、落語コーディネーターとか何でもいいから落語に関わる仕事があれば手伝わせてもらう」と、落語に関することであれば仕事は選ばないといった旨を語る。

「いい者が出てきたら、どんどん上げていく。生涯現役というより、誰かに車いすを押してもらって、あちらこちらに落語を聞きに行く。人の話を聞くのも勉強になる。面白い人、いっぱいいるもん」と熱く語ってみせた。

記憶障害についても告白「死ぬまでやる」

現在の体調を問われると円楽は「体調はまぁまぁだけど、高次脳機能障害っていうのが。難しいのはよくわからないけど」と短期記憶障害があることを告白した。

しかし、落語家として現役であり続ける。「ありがてぇなとおもったのは長期記憶で昔覚えた落語は忘れてないんだよ。それはスゴいなと思った。しゃべっていると、なんとかストーリーで出てくる」と感謝しきり。

「これなら、まだまだ。みっともない形でもやれる。スタッフも『みっともなくても構わないからやりましょう』と言ってくれる。しがみついてでも」と力強く語っていた。

この日、板付きで高座に上がった円楽の目には涙が。手ぬぐいで涙をぬぐいながら「みっともなくてもいいから死ぬまでやります」と話してみせ、会場の拍手を受けた。

涙も見せるが高座では笑いもしっかりとってみせた。「ICUから3度目の帰還」と冗談めかして語ると「なんで、こんなことになったのか。みんな歌丸が悪い」と、因縁のライバルであり、「笑点」の永世名誉司会者である、故・桂 歌丸さんの名前も出してみせた。

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この記事を書いた人

某鉄道会社で広報を担当のち、脱サラして世界を放浪しているayaです。オランダ移住が目下の目標です。よろしくお願いします。