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ドラマ「やまとなでしこ」再放送で押尾学の裏事情

フジテレビでは、新型コロナウイルス感染拡大に最大限の配慮をするべく、連続ドラマの撮影を6月上旬まで休止。

それに伴い、7月6日(月)、13日(月)の21時、「やまとなでしこ」が2週連続で2時間スペシャルに再編集、超解像リマスター版で放送することが決定した。

ラブコメの鉄板、いわば金字塔ともいえる同作品の復活を喜ぶ声は多いが、どうやら裏事情があるようだ。

やまとなでしこの見所

『ハケンの品格』シリーズ、『Doctor-X 外科医・大門未知子』シリーズ、『花子とアン』などを手掛けた脚本家・中園ミホの代表作のひとつである今作。

松嶋菜々子が演じる、玉のこしを虎視眈々と狙う、キャビンアテンダント・神野桜子(じんの・さくらこ)と、堤真一演じる彼女に恋して身分を偽る貧乏な男・中原欧介(おうすけ)のロマンチック・ラブコメディーだ。

長きに渡り、トップ女優として多彩な役どころで主人公・ヒロインを演じ続けている松嶋だが、本格ラブコメディーは今作が初挑だった。

愛よりお金を信条に掲げ、幸せをつかむため、全力でかわいい女性になりきる桜子役で“女性が憧れる女性”としての人気を不動のものにした。

また、不器用ながらも芯の通った理系男子を丁寧に演じる堤真一の細やかな演技も見どころのひとつ。

桜子が本物の愛に気づいていく姿と、過去の恋に挫折した欧介が彼女に思いを寄せていく姿は多くの視聴者を魅了した。

また、主題歌はMISIAの7枚目のシングルとなった「Everything」。本ドラマの主題歌として起用されたことで大ヒットを記録し、ミリオンセラーを達成。

MISIAは、この曲で2000年代の女性アーティストのシングルとしては最大の売上をマークし、一躍時の人となった。

驚異の記録!

ラブコメの最高傑作と名高い『やまとなでしこ』は、当時の世帯全話平均視聴率(26.4%)および、世帯最高平均視聴率(34.2%)で、2000年以降のフジテレビ系の恋愛ドラマ歴代トップ。

2000年以降のフジテレビ系ドラマとしても歴代2位を記録しただけに、今回の再放送でもそれなりの視聴率が期待される。

フジテレビも、この2回の放送のために公式サイトやツイッターを用意するほどの気合いの入れようだ。

出典:やまとなでしこ20周年特別編

最近実施されたアンケート調査においても、ザテレビジョンによる【もう一度見たい!懐かしのドラマランキング30代編】で1位になったほか、ESSEの【忘れられない!思い出の平成ドラマランキング】で3位となった。

また、ORICON NEWSの【今だから見たい“再放送ドラマ”ランキングTOP10】でも4位(フジテレビ系では1位)、そしてマイナビニュースの【好きな恋愛ドラマランキング】で5位にランクイン。

時代をこえて愛される作品であることを改めて世に知らしめる結果となった。待望の再放送に、ネットでは歓喜の声がわきあがった。

裏事情とは?押尾学のシーンは

そんな超がつくほどの人気ドラマの再放送を妨げていたひとつの理由が、押尾学の存在だ。

放送終了後もたびたび再放送され、高視聴率を獲得できる“鉄板コンテンツ”として、多くの視聴者たちがドラマを楽しんだ。

しかし、出演者の一人である押尾学の事件を機に、再放送することができなくなってしまう。

押尾学は2009年に麻薬取締法違反で逮捕。また死体遺棄の被疑者に。これを機に、矢田亜希子とは離婚、所属事務所とは契約を打ち切られてしまった。

ドラマ内での押尾の役柄は、花房礼二という名の、大手大学病院に勤める医師で、合コンには頻繁に出席、女性にも困らないという男だった。

ドラマの中では、押尾は要所要所で登場して、様々に恋愛模様を繰り広げる役柄のため、序盤から終盤まで、ドラマの随所に登場し続けた。

主役ではないものの押尾は主要キャストの一人で出演シーンが多く、カットすることが難しいため、『やまとなでしこ』はお蔵入りになったとささやかれていた。

それが今回、まさかの再放送決定。フジテレビは「再編集、超解像リマスター版で放送する」と発表していた。

そのため、押尾の出演シーンを、ストーリーに影響を与えない範囲で、どのようにカットしたのかが注目されていた。

しかし予想をくつがえし、押尾学の出演シーンはカットされていなかった。くわえて、元妻である矢田亜希子と一緒に映っているシーンも通常に放映されていた。

ネットでは、「やっぱり押尾学かっこいい」「このカップル好きだったのにな」などの声が溢れかえった。

近年では、スキャンダルや問題を起こした俳優・ミュージシャンに関わる作品がすべて「お蔵入り」となる例が相次いでいるため、これに反対する動きも起き始めている。

ドラマでは沢尻エリカ主演の「1リットルの涙」、酒井法子出演の「聖者の行進」、江角マキコ出演の「ラブ・レボリューション」などが再放送は難しいとされている。

また、不倫問題を起こした東出昌大とその妻である杏がよりにもよって夫婦役として出演しているNHK朝ドラ「ごちそうさん」も再放送は厳しいだろうとされている。

作品自体に罪はないだけに、名作の数々が封印されてしまうのは惜しいことだ。やまとなでしこが再放送されたことで、タブーが徐々に解禁されるかも?