カンヌ国際映画祭に浅野忠信主演の映画『淵に立つ』が選出
出典:twitter画像
浅野忠信が主演を務める映画『淵に立つ』(英題:HARMONIUM)が、第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品。これにより、浅野忠信主演映画が2年連続で同部門に選出されたことになる。
浅野忠信が主演を務める映画『淵に立つ』(英題:HARMONIUM)は、映画『歓待』『ほとりの朔子』『さようなら』などで知られる深田晃司が監督。
カンヌ国際映画祭選出映画『淵に立つ』あらすじ
出典:twitter画像
下町で金属加工業を営む夫婦(古舘寛治、筒井真理子)。夫婦の元にある日突然現れた一人の男(浅野忠信)。奇妙な共同生活を描く。
一見平和だった家族に“異物”が混入する事により、夫婦それぞれが抱える秘密があぶり出される人間ドラマ。夫婦とは、家族とは、愛とは、人間とは何か、そんな普遍的なテーマを問いかける。
人間の心の奥底を揺さぶる衝撃作と話題を呼んでいる。
カンヌ国際映画祭選出映画『淵に立つ』監督の深田晃司
出典:twitter画像
監督の深田晃司がカンヌ国際映画祭選出についてコメント
「選出の知らせに驚いています。『淵に立つ』は10年近く温めていた企画で、それが無事完成しただけでも幸運なのに、こうして最高の形で世界に届けられることを嬉しく思います。素晴らしいキャストとスタッフの総力に押し上げられた結果です。感謝しかありません。」
映画『淵に立つ』の監督深田晃司は、世界の映画祭で数々の受賞歴を誇る『歓待』、二階堂ふみ主演『ほとりの朔子』、平田オリザの戯曲映画化『さようなら』など、次々と話題作を世に出し続ける映画監督。
36歳という若さでありながら、世界的に評価の高い黒沢清・河瀬直美・是枝裕和・三池崇史監督に次ぎ、新しい世代の監督として世界中から注目。
映画『淵に立つ』で、深田晃司と浅野忠信との初コラボレーションが実現。浅野忠信は静かなる狂気を秘めた異質な男を熱演している。
映画『淵に立つ』主演の浅野忠信
出典:twitter画像
2015年に浅野忠信は深津絵里とともに主演を務めた『岸辺の旅』(黒沢清監督)が、2015年第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門において日本人初の監督賞を受賞。
浅野忠信は、主演映画がカンヌ国際映画祭「ある視点」部門へ2年連続で選出されたことに続き、2年連続の受賞となるのかが注目されている。
また今秋には、深田監督自ら執筆した本作の脚本が小説。日本での公開は2016年の秋となる予定で、有楽町スバル座ほか全国ロードショーとなるそうだ。