あらゆる人間関係を断ち切り、人生を賭けて逃げて、逃げて、逃げ続けたその先で、彼を待ち受ける運命とは？共感と反感の連続、予測不能なストーリー、人間誰しもが持つ「逃げたい」という心理や衝動を赤裸々にあぶり出す、現実逃避型エンタテインメントとなっている。
舞台に引き続き主人公を演じる藤ヶ谷が、ばつが悪くなるとその場から逃げ出してしまうというダメ男っぷりを見事に体現している。
エンディングにも注目
映画のエンディングでは、1984年にヒットを記録した大澤誉志幸の伝説の楽曲「そして僕は途方に暮れる」を起用。大澤本人が本作のための新アレンジで歌唱し、この物語の余韻を観た人の心に刻む。
「そして僕は途方に暮れる」は大沢の5枚目のシングルであり、大沢の歌手人生を代表するヒット曲となった。こんにちに至るまで数多くのアーティストにカバーされてきた名曲だ。
映画「そして僕は途方に暮れる」は、2023年1月13日より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国でロードショー。また、本作は第35回東京国際映画祭（10月24日～11月2日開催予定）のガラ・セレクション部門に正式出品されることが決まっている。
