9月14日、東京都新宿区の自宅マンションで亡くなっているところが発見された女優でモデルの芦名星(あしな せい)さん。
ドラマ『相棒』(テレビ朝日系)シリーズや、今年1月スタートのヒットドラマ『テセウスの船』(TBS系)に出演し、抜群の存在感を放っていた。
亡くなっているのを親族が発見した。捜査関係者によると、自殺とみられているが、その原因に三浦春馬さんの死も関わっているのではないかと思われるインスタ投稿が発見された。
インタビューで語った未来像
芦名さんは福島県郡山市出身で、芸名である芦名も福島にちなむ。2002年にモデルとしてデビューし、同6月にドラマ「しあわせのシッポ」(TBS系)で女優デビュー。
06年には日本、カナダ、イタリアの合作映画「シルク」の日本人ヒロインという大役に抜てきされた。
2013年に放送されたNHKの大河ドラマ「八重の桜」に出演するなど、数々の映画やドラマ、舞台などで幅広く活動してきた。
折しも、芦名さんは亡くなった当日である14日発売の雑誌「週刊プレイボーイ」で約10年ぶりだというグラビアに登場し、入浴シーンも披露していた。
また、雑誌内のインタビューでは、今いちばんやってみたいと思うことについて、
「いっぱいありすぎて悩みます。ドラムもやりたいし、アクションのお芝居もやりたい。それに最近は日本酒も勉強中です」
「一度やり始めるととことん突き詰めたい人で、例えばネイルは10年以上ずっと自分でやっているんです。あとは手紙を書くことも好きで、お礼状なんかは絶対に手書きにしていて。便箋も和紙から選んだりしています」
と語り、自ら命を落とすことすら想像もできないほど、将来への夢や展望を語っていた。
相棒は放送予定変わらず
芦名さんは10月スタートのドラマ「相棒 season19」(水曜、後9・00)にも出演している。
「相棒」の放送局であるテレビ朝日は、「あまりに突然のことで言葉もございません。芦名星さんのご冥福を心よりお祈りいたします」と追悼のメッセージを発表した。
新シーズンについてテレビ朝日は、「現状では放送予定に変更はありません」と回答。
芦名さんの出演シーンの収録がどの程度進んでいたのか、出演シーンをそのまま放送するのか、などについては「制作過程についはお答えできません」とした。
芦名さんは「相棒」シーズン15の最終話から登場。シーズン16から週刊誌記者役で準レギュラーとして出演している。
自殺の背景に三浦春馬さん?意味深なインスタ
芦名さんといえば、三浦さんの代表作でもあるドラマ「ブラッディマンデイ」(TBS系)で、三浦さんと共演していた。
当時、特に三浦さんとの交際報道などはなかったのだが、このたび、三浦さんの死に際して芦名さんがしていたインスタグラムの投稿が不可解だということで取り沙汰されている。
芦名さんは、公式とされているブログやSNSなどは持っていなかった。
しかし、今回取り上げられているインスタグラムの投稿は、勉強中であるという日本酒について丁寧に語られていたり、家族や地元・福島県への思いが綴られていたりと、本人のアカウントと見てほぼ間違いないようだ。
《私の心の中の友へ 一緒に乾杯しよ》 との投稿と併せて「なんどでも 笑おう なんどでも 泣こう」とメッセージを添えている。
また、三浦春馬さんの四十九日の翌日である9月5日には、 《そっちはどう? こっちはなかなか(笑) 会いたい。 ふつーに会いたいょ(泣き顔の絵文字)》
と綴られていた。きわめつけには、最後の投稿となった言葉は、たったひと言、『バルス』だった。
『バルス』といえば、芦名さんが生前、大好きだと言っていたジブリ映画『天空の城ラピュタ』のラストシーンで使われる“滅びの呪文”としてあまりにも有名だ。
小泉孝太郎との熱愛報道も
昨年には、俳優の小泉孝太郎との熱愛も報じられていた。2人は、前述の2013年のNHK大河ドラマ『八重の桜』で共演。
2019年1~3月期のドラマ『グッドワイフ』(TBS系)で再び共演し、そこで親密な関係になったのではないかと報じられていた。
女性セブンは、昨年ゴールデンウィークの最終日、東京の湾岸エリアで小型犬を連れて散歩する2人の姿をキャッチ。
犬の散歩にはすっぴんで出かけていたことからも、小泉孝太郎にはかなり心を許していた様子がうかがえるとも報じられていた。
散歩を終えるとふたりは、小泉孝太郎の自宅マンションへと連れだって帰っていったという。
小泉孝太郎と芦名さんの仲睦まじい姿は、当時は何度も目撃されていた。例えば、東京・西麻布のバーでふたりが肩を並べて飲んでいたのは昨年4月中旬のこと。
その後2人の関係がどうなったのか、はっきりとしたことはわからない。だが、先の女性誌記者は次のように話す。
「交際が報じられた時点では、結婚に慎重な孝太郎も、今回はゴールインするのでは?とみられていたんです。そのぐらい2人の交際はオープンでしたし、はたから見てもお似合いのカップルでした」
ただ今年1月、弟の小泉進次郎氏に第一子が誕生した際、記者から自身の結婚について聞かれた際には、ほとんど何も語らずにかわしたという。
報道後、2人の関係性がどのように運んでいたのかは本人たちしかわからない。
遺書などが見つかったという報道もなく、芦名さんが死を選んだ直接的ば原因はわからないままのようだ。
ご冥福をお祈りいたします。